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FreeNASでiSCSI

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MacBookのTimeMachineで使うために、ファイルサーバを立てようと思った。iSCSIが楽みたい&使ってみたいと思ったので、簡単に建てられそうな方法を探した。そしてFreeNASへとたどり着く。
どーもiSCSIのターゲットにするときに、FreeNASが自動で充てるパスが間違ってるっぽくてハマった。ドライブじゃなくてファイルで作成するのが楽だよ。
以下詳細。

FreeNASは、BSDベースの「NAS専用OS」。CDから起動して何かにインストール、起動後はブラウザ経由で設定画面にたどり着いて、Webベースでほとんど全てできる。(OSは100M以下くらいで、メモリもそれぐらいで動く)
最初USBにインストールしてみたんだけど、うちの古いマシンだとUSBブートできなかった。ので、余ってたHDD にインストール。embeddedかfullか選べるけど、fullにしてみた。(fullだとOSを入れたHDDも共有に使える)

普通は起動してほっとくとIPアドレスは初期値が割り当てられる。192.168.1.250とか。うちはちょっと違ったので、ネットワークの設定を選択する。懐かしのCUIだけど番号で選ぶだけだし見たら判る。(ディスプレイとの相性でちょっと端っこきれてても平気。選択番号は1番からスタートするので指で数えよう)DHCPで勝手に設定される。ここでFreeNAS側のキーボードをたたくのは終わり。

別のマシンから、さっき設定したFreeNASのIPアドレス(http://192.168.1.250/ とか)に繋ぐ。ユーザ名はadminでパスワードはfreeNASだ。簡単な英文だし困らないとは思うけど、日本語化もされてる。GeneralのLanguageでJapaneseを選ぶ。後は日本語になる。この時点でほとんど全てのことが出来るようになった。

流れとしては、

  1. HDDをFreeNASに追加する
  2. 追加したHDDをフォーマットする
  3. フォーマットしたHDDを、マウントする

の順番。ソフトウェアRAIDも組めるので、HDDフォーマット後にソフトRAID組んで、できたRAIDをさらにフォーマットしてマウント、という感じになる。

iSCSIの設定は、Extentつくってtargetつくってネットワークに公開という三段構え。基本的に上から順に作製すればよいだけ。ソフトRAIDもOK。ターゲットを作る際には、ちょっと古い記事だけど参考になる。このとき「ドライブ」を選択すると、/dev/ad1p1とかのHDDをなぜか/dev/ad1としか自動挿入してくれない(しかも変更が出来ない)ので、「ファイル」を選んで自分でさっき作製したボリュームラベルのフォルダに入る。そこでファイルを作成するようにすれば、あっさり認識する。(許可するネットワークは、192.168.1.1~254でやってるなら、192.168.1.1/24で設定すれば良い。FreeNAS手を出す人がサブネットマスクを知らんと言うことはないか:p)
変更を保存しただけじゃなくて、テーブルの右上にある 、「有効」をチェックしないと使えるようにならないから注意。(エラー1が出る場合は、正しく読み取れてない。パスの設定を良く見直すこと。ここでハマった)

有効になりさえすれば、特に問題はないし、クライアント側からも問題なく接続できる。
(クライアント側の説明はまたかく)

ただ、ネットワーク越しにTimeMachine動かすと突然書き込めなくなるエラーが発生して先に進めなくなる。処理速度の問題かな?ソフトRAID組んでるからかなー。原因不明なので、現在調査中。

iSCSIは基本的にSCSIの経路をTCP/IPにした(それが最大の利点なのだけど)だけなので、1対1で使うのが基本になる。つまりNASみたいにみんなでわーっと使うわけじゃない。TimeMachineは1Macに1HDDなので、ちょうどこのモデルにぴったり。MacBookでTimeMachineは使いたいけどHDD繋ぐの面倒でTimeCapsule買えない人にオススメ。

Written by cube3x3x3

4月 24, 2009 at 4:57 am

カテゴリー: やってみた, Mac, network

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