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コレクターの「部屋の片付け術」は、視点が違う

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世にあまたある片付け本は判で押したように「買うな」「捨てろ」「いつかはこない」。
そうじゃないんだ。捨てられないんだよ。使う使わないじゃないんだ、取っておきたいんだ。

だからコレクターは苦悩する。この部屋をどう片付けるべきなのか。捨てられないのに。

良くある時間管理術が「断る技術」だったり「タスクのハンドリング」だったりしても、SEにはほとんど使えなかったりするのと同じように、「捨てる技術」だったり「貯めない習慣」だったりしても、コレクターには意味がない。集めることが趣味であり、ためることが人生なのだ。(SE向けの時間管理術は「エンジニアのための時間管理術」という本がオススメ)

lifehackrで紹介されてる「片付くまでは部屋を出るな」とか言われたら、一生出られない。そもそも複数のゴミ袋を用意しても一つも入れるモノが無かったりする。どれもこれも取っておきたい。

だから、コレクター向け「部屋の片付け術」が必要になる。以下のステップで行うと幸せになれると思う。

ステップ1:シンプルライフを諦める

のっけから残念だけど、良くある「持たない暮らしのシンプルライフ」に出てくるような部屋には絶対にならない。

あの手の部屋はまさに「モノがないからすっきりしている」のであって、コレクター向けじゃない。
だから、あの部屋に漠然とあこがれて 「なんで俺の部屋はこんなに汚いんだろう・・・」と落ち込んでも意味はない。方向性が違うからだ。

だから、「シンプルライフ」は諦めよう。

ステップ2:「汚い」「乱雑」「モノが多い」を理解する

一緒くたに語られがちだけれども、それぞれ違う状態だ。

他人にはゴミに見えてもコレクターにとってはゴミじゃないモノ(油を拭くのに便利なウエス、コンサートチケットの半券、使い終わった18切符、DVD梱包用の箱など)は、やはりゴミじゃない。ゴミを捨てるのとモノを捨てるのは明確に異なる。だから、コレクターにとっての部屋には「状態」があって、そのステータスは3種類あるのだ。

  1. 汚い:ゴミがある状態
  2. 乱雑:モノが定位置に無い状態
  3. モノが多い:コレクターにとっての片付けられた状態

できるだけ部屋のステータスを「モノが多い」に保つのが、コレクターにとっての片付け術と言える。

ステップ3:「汚い」から「乱雑」へ

他人には見えない価値を見いだす選ばれた人間がコレクターになる。人間の三大欲求から外れた、高次の社会的な欲求であるということはつまり「我集める、故に我有り」と言っても過言ではないと言える。収集されたモノを見れば人となりが判る。高度に社会的な自己表現の手段なのだ。

つまり、コレクターにとってすらゴミだと思えるモノはゴミである。

開けたアマゾンの段ボール、もう飲まないペットボトル、空のポテトチップの袋、剥いたラップ、箸袋。ゴミはゴミ箱へ。例外は無い。(もちろん、箸袋コレクターであるとかシュリンクラップも一緒に取っておくという人にとってそれはゴミでは無い)

詳細は 後述するが、「ゴミ箱」もゴミ箱コレクター以外にとっては必要ないモノなので最小限にしよう。つまり、最大1部屋に1つ。コンビニの袋に小分けにしたゴミが複数有るのはゴミが複数あるのと同じだ。

ゴミがゴミ箱の中にしかない状態。これが「乱雑」な状態だ。

ステップ4:「乱雑」から「モノが多い」へ

例えばフィギュアには最も美しい角度がある。部屋の環境や周囲との調和を考えると、ここしかない!と言える配置が存在する。人によってそれぞれ配置は異なるが、それに気がつく者が理解者となる。

つまり、意図しない配置は、乱雑である。

コレクターたる者、あらゆる配置は意図されているべきである。しかし、現実は厳しくコレクションのみで生きていくことは出来ない。そこで、コレクションに最大の労力を割けるように、コレクション以外のモノは最小限に抑えるべきだ。そして、認識できる単位で配置を定める。

例えばキミにとって「Tシャツ」はどれも同じ「Tシャツ」なのであれば、「Tシャツ」という単位で場所を定める。そこにしか「Tシャツ」は置かない。さらにおおざっぱな「上に着るモノ」でしか認識できていないかもしれないし「勝負Tシャツ」と「普段着」で異なるかもしれない。そこは各々好きにすれば良い。

必ず制限された配置場所を定めよう。つまり「床のこの辺」というのはNGだ。家具がなければ袋でもカゴでも良いから、かならずそこに入れよう。これはどの場所であっても適用されるので「机のこの辺」や「引き出しのこの辺」もNGになる。1つの場所に1単位。

コツは、コレクション以外に労力を割かないこと。「キッチンで使う」「文房具」「病気・怪我のとき使う」などのざっくりで良い。

全てのモノに定まった場所があり、その場所にモノがある状態。これが「モノが多い」状態だ。

ステップ5:選択と集中

コレクターと収集癖とは一線を画す。厳選されたモノだけがコレクション入りする資格を持つのだ。

しかし、全てを収集し尽くしたいという欲求は、コレクターならば誰もが持っている。さらに欠けたコレクションが美しくないというのも理解できる。もっと雑多に多様にGoogleの様に世界の全てを集め尽くしたい。しかし、あの巨人ですら集め尽くせていない。世の中は広く、予算には限りがある。

つまり、集める対象を選択し、それを集め尽くすことに集中するのだ。

自分は何をコレクションしているのか。ゴミを集めているのではなく、強迫神経症でもなく、意図してコレクションしているハズだ。そこには理由があり、それを考えることがコレクターの義務でもある。限りある資源を有効に使って、厳選したモノをディスプレイすることもまた、コレクターの嗜みの一つだと言える。今あるモノは、本当に意図したモノか?惰性ではないのか?二度と1軍に昇格することのないモノを集めていないか?

この「基準」を決める作業は辛い。本当はわかっている「これちょっと違うんだよなぁ」を認めなければならないからだ。さらに言えば他人の基準は気休めにしかならない。自らで価値を定めて集める者がコレクターだからだ。(逆に、コレクターになれなかった者は、生活必需品以外は全て捨てられるので一般的な「片付け術」が有効とも言える)

このステップ5を経ると、「汚い」状態に戻ってしまう。なぜならば、コレクト対象を厳選したために、そこから漏れたモノが「要らないモノ」になってしまうからだ。(お気に入りの場所に飾らない「二軍」とは異なる点に注意)同好の士がいれば譲っても良いだろう。ヤフオクにまさにそのカテゴリを集めている人が居るかもしれない。しかし、いずれにしても手放すのだ。こうしてコレクションは洗練されていく。

厳選してそのカテゴリーに情熱を注ぐ。それこそが、単なる薄いマニア・収集癖の奇人から、世間から一目置かれるマニア・素晴らしきコレクターへの道なのだ。

おまけ:常にYESリストを持とう

先に挙げた「エンジニアのための時間管理術」には「ルーチン」についての素晴らしい考察がある。

ルーチンとは、一度だけ考え、何度も実行するための手段である (エンジニアのための時間管理術 ,  p38)

コレクターはコレクションに最も力を注ぐべきである。それ以外の労力は極力削減しよう。『質問の答は常に「はい」』リストがp42のコラムに載っている。ここでは引用しないが考え方は簡単だ。悩んだときに「常にYES」と答えられるリストをつくって考えることを止めるのだ。僕の「常にYESリスト」の一部はこんな感じだ。

  • 元の場所に戻すべきか
  • ゴミを捨てにいくべきか
  • この本は今すぐ買うべきか
  • バックアップを今とるべきか

悩む暇にやった方が早くて、後で後悔しない選択肢は意外に多い。リストアップしてみよう。
エンジニアのための時間管理術モノに振りまわされない! 片づけのコツ

片付いた部屋で、素敵なコレクションライフを!

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Written by cube3x3x3

5月 14, 2009 @ 7:31 am

カテゴリー: Uncategorized

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