5月 21st, 2009のアーカイブ
本はインタフェースなので無くならない。
紙というのは情報(絵や文字)を伝えるメディアですが、音楽メディアの変遷を見て見ましょう。
紙の本は100%亡くならない。(時間軸を無限に取ると断言は出来ないので50年くらいとする)
なぜならば、本はインタフェースだから。
だから。紙は、技術であるがゆえに、それを完全に含む技術がなくならない限り、なくならない。
本は、印刷という技術であり、情報伝達のメディアであり、入出力のインタフェースだ。紙の本と区切った場合でもあまり変わらない。どれ一つ欠けても本じゃない。(メディアとプレイヤーという発想は素晴らしいと思った。でも、プレイヤーは本じゃなくて人間の脳みそという気がする)
GUIがこれだけ普及してもCUIが駆逐されないのは、それがインタフェースだからだ。油絵のようなモノも、出力が完全に置換できないと、受け取る人間の「好み」に左右されてしまうので駆逐されない。
音楽メディアの、レコード→カセットテープ→CD→ダウンロードという変化に対応させるなら
本メディア(?)は、本→CD→DVD→SDカード→ダウンロードなどの「メディア」の遍歴で対応させないと意味がない。
だから、もしも発言を改変するなら
「カセットがCDに完全に取って代わられることはないだろう。もちろん、ある程度の“カセット離れ”はあるだろうが、カセットをキュルキュルと早送りする楽しみはこれからも残っていくはずだ」
では駄目で、
「(スピーカーが)(イヤホンなどの)新しい選択肢に完全に取って代わられることはないだろう。もちろん、ある程度の“スピーカー離れ”はあるだろう。だが、部屋に広がっていく音の楽しみやインテリアとしての味わい――そういったものはこれからも残っていくはずだ」
でなければ意味がない。比較対象がそもそも異なるからだ。出版社CEOが言っているのはインタフェースとしての書籍であり、メディアとしてではない。技術としてでもない。
だから、danさんの言われている
しかしそろそろ、「電子技術の特長を活かした」ペーパーレスではなく、「紙の欠点を克服する」ペーパーレスに踏み込んで欲しいのだ。さもなければいくら本棚があっても足りない。
は、一部既に起きている。
百科事典や辞書、時刻表などはペーパーレス化が進んでいる。これらは「かさばる」ことが顕著で、「インタフェースとしてもあまり優れていない」からだ。
しかし、それですらこの完全な置換が行われるかは、danさんの言われている完全に含む技術が生まれるまでは無理かも知れない。(無電源・安価・書き込みできるなどなど)
書籍のメディアとしての側面は、既に「DVD」や「SDカード」や「ネットワーク」などに置き換えられつつある。単に「情報を運ぶ手段としての本」は死につつあると言って過言ではないと思う。
しかし、オーディオブックやPDFが進化しても絶対にたどり着けない、インタフェースとしての書籍を駆逐するには、まだブレイクスルーが足りないと思う。
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個人的には、ケータイメールとポケベルの関係も、インタフェースがより良くなったから乗り換えが起こったのだと思う。公衆電話で入力するより手元の方が良いしね:)





